洗濯表示ラベルは切り取ってはダメですよ
わたしがクリーニング屋に勤めていることを知っている友人がこんなことを聞いてきました。
「服買ったときに、内側に縫い付けてある小さい白い生地って切り取ってもいいの?」
「小さい字でいろいろ書いてあるやつのこと?」
「そう、すごい邪魔なんだけど」
・・・切り取ってはダメです!
これは品質表示ラベルです。
こんな小さな布きれですが、とても大切な情報がたくさんつまっているんです!
あなたが気に入った洋服を買って、その服を自宅で洗濯するとき、どうやって洗濯しますか?
何も気にせず、そのまま洗濯機にポイ?
でも、それで縮んでしまったり、色が落ちてしまったりした経験ありませんか?
そして品質表示ラベルを切り取ってしまうと、クリーニングに持っていっても、受付してもらえないこともあるかもしれません。
ラベルにはブランド名や連絡先、色々な文字や絵が書かれていると思います。
これが品質表示というもので、その服の取り扱いについての重要な情報が書かれているんです。
クリーニング店ではこの情報に従ってクリーニングをしています。
このラベルは「家庭用品品質表示法」という法律によって、必ず服に縫い付けなければならない決まりになっています。
書き方も決まっています。
メーカーさんが付け忘れたり、表示ミスがあると日本国内で販売できなくなることもあります。
そんな大切な品質表示ラベル。
切り取ってはダメですよ。
この品質表示をきちんと読めるようになれば、家庭洗濯のレベルは格段にアップします。
明日からこの品質表示について説明していきますね。