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服はどのように染められるのでしょうか?

繊維の種類と特徴

服の染め方は大きく分けて2種類あります。

生地全体を同じ色に染める浸染(しんぜん)

部分的に染色して模様を染め出す捺染(なっせん)

です。

生地全体を同じ色に染める浸染は、染料が溶けた液の中に浸し、その繊維に適した染料と温度、時間で染色します。

先染めと後染めとがあります。
先染めとは糸の段階で染めること。
後染めとは生地や服にした後で染めることです。

一般的には先染めのほうが生産期間が長くなります。
生地になる前の糸の段階で染めてから織ったり編んだりして生地を作るからです。

後染めは染色前の織物を染めるだけですから、それほど時間はかかりません。

後染めなら注文後1週間から10日で納品されますが、先染めなら早くても1ヵ月くらいかかるという感じです。

企画・生産期間が短いと、後染めできる無地ものの企画が増えてしまいます。

服を生地から作ってオリジナリティをアップさせるためには、十分な生産期間が必要になります。

ここ最近のファストファッションの流行で、商品が画一化する可能性が高くなっています。

個性的でこだわりの強い服が好きな人には寂しい時代になったかもしれません。