ダウンジャケットの選び方|温かさを決めるポイント(その2)
今や高いものでは数十万円もするダウンジャケット。
もともとは極寒地でも作業できるようにするための防寒用の服として使われていました。
今では冬のファッションアイテムとして定着してきましたね。
同じダウンジャケットとして売られているものでも温かさは全然違います。
温かさを決めるポイントの一つ目はダウンの原料である水鳥の生産地。
寒い地域に住んでいる水鳥の羽ほど保温力があります。
今日はダウンジャケットの温かさを決める二つ目のポイントについてお伝えします。
ダウンジャケットを買って素材表示を見ると
ダウン80%
フェザー20%
などの表記があると思います。
ダウンジャケットの中身はダウンとフェザーが詰められています。
このダウンとフェザーの割合こそがダウンジャケットの温かさを決めるポイントのひとつです。
ダウンジャケットの素材として使われるダウンとフェザー。どちらも水鳥の羽です。
ダウンは水鳥の胸の部分の毛。
フェザーはそれ以外の部分の羽です。
ダウンの特徴
ダウンは羽軸がなくタンポポの綿毛のようにフワフワとしています。
ニワトリなどの陸鳥にはダウンはありません。
ダウンによって水鳥は寒さから身を守っています。
1匹の水鳥から採取できるダウンは10g~20g程度と言われています。
ダウンは合成繊維と比較して、同じ量当たりの保温力は3倍くらいあります。
しかも合成繊維に比べて圧倒的に軽いです。
フェザーの特徴
フェザーとは軸をもった羽根のことです。
一般的にイメージされる鳥の羽です。
フェザーは通気性と弾力性を持っています。羽軸が湾曲しているため弾力性があり、衣類の中綿として使うと型崩れを防ぐことができます。
しかし保温性という点ではダウンよりも劣ります。
ダウンとフェザーと混合することにより、保温性と弾力性のバランスを取っていますが、一般的にはダウンの割合が高いほど高級品とされています。
ダウンの温かさを決めるポイントは
① 水鳥の生息地
② ダウンとフェザーの割合
この2つです。
ダウンジャケットはシーズンが終わったら、クリーニングで綺麗にしてから仕舞ってあげましょう。
汗汚れなど目に見えない汚れが残っていると、シミや変色、虫食いの原因になることも!
ダイヤクリーニングでは、素材に合わせた洗いと仕上げでお返ししています。