洗濯で衣類の汚れを落とすのに
洗剤を使いますよね。
家庭での洗濯は「水」を使って洗うわけですが、
汚れの中には水に溶けない汚れもあり、
洗剤の力を借りないと落ちないのです。
普段何気なく使っている洗剤ですが、
どうして洗剤を使うと汚れが落ちやすくなるのでしょうか？
それは、界面活性剤の働きによるものなのです。
界面活性剤とは？
まず、界面というのは、２つの性質の異なる物質の境界面のことです。2つの混じり合わない物質の間には、必ず界面が存在します。
汚れと衣類の境目、水と空気の境目、水と汚れの境目、これらが界面です。
水と油はまじりあわない代表です。
水と油の境目も界面です。
界面活性剤とは、このような界面に働いて、界面の性質を変える物質のことを言います。
簡単にいうと、水と油を混ぜてしまうんです！
界面活性剤の働きをご覧ください。
界面活性剤は、水と混じらないもの、
溶けないものを混じりやすい形、水に溶けたような形にします。
衣類についた油汚れは水だけでは落ちませんが、界面活性剤の働きによって水と油を混じり合わせる＝引き離すことで、汚れが落ちるんですね。